この干潟に潮が満ちるとこのようになります

アワセ第一医院・第二医院

 アワセ第一・第二医院とは、平成元年(1989)に富里政秀先生が創設した外来クリニックであり、第一医院は内科・小児科・眼科・皮膚科の診療科目を有しています。第二医院はデイケアを中心に活動しています。
 両医院とも地域の住民によく溶け込んでおり、入院や精密検査を要する時には近くの県立中部病院、中頭病院、徳州会病院などとも密接な協力体制のある理想的な医院でした。私が長年臨床を離れていた後、再度臨床で仕事をするためのリハビリテーションを受けるのには最適の場所でした。院長先生をはじめ副院長、他科の先生方からも特別の指導を受けて
1年間、昔取った杵柄の振り方を再確認してきました。近くの病院へ患者を紹介すると、その返事を書く病院の先生方は私の教え子であることが多く、彼らも多くのことを教えてくれます。私が再度臨床に挑戦していることを知って皆びっくりしますが、教え子から教えてもらうのはとても嬉しいことです。

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平成19年2月、タイのチェンマイ大学医学部から10名の学生がアワセ第二医院のデイケアセンターを見学に来ました。彼らは泡瀬の老人達と言葉は通じないけれども心は通じ合っていたようでした。舞台でタイの歌を披露し、続いて老人達と一緒に踊りだしました。デイケアセンターの感想でいろいろな意見が出ました。ある者は「日本では社会が老人の世話をしているのは立派なことだ」と言うと、ある者が「家庭における老人の世話が充分でない証拠じゃないのですか?」と問い返したりしていました。この学生達は琉球大学医学部熱帯医学研究会の学生が連れてきたのですが、琉球大学医学部とチェンマイ大学医学部の学生交流は過去23年間にわたって毎年続いています。8月には沖縄の学生がチェンマイを訪れ、2月にはタイの学生が沖縄を訪れて来ることになっています。